守破離という言葉がある。
もとは千利休の訓をまとめた『利休道歌』にある、「規矩作法 守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」を引用したものとされている。
修業に際して、まずは師匠から教わった型を徹底的に「守る」ところから修業が始まる。師匠の教えに従って修業・鍛錬を積みその型を身につけた者は、師匠の型はもちろん他流派の型なども含めそれらと自分とを照らし合わせて研究することにより、自分に合ったより良いと思われる型を模索し試すことで既存の型を「破る」ことができるようになる。さらに鍛錬・修業を重ね、かつて教わった師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通しその上に立脚した個人は、自分自身とその技についてよく理解しているため既存の型に囚われることなく、言わば型から「離れ」て自在となることができる。このようにして新たな流派が生まれるのである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%88%E7%A0%B4%E9%9B%A2
俺にとってのキャンプの師は、ゆるキャン△。
しまりんのおじいちゃんや、しまりん、そして志摩咲さんが、俺の師匠だ。
ゆるキャン△はたくさんのことを教えてくれた。
その一つが、ムーンライトテント3型。

キャンプを始めて2年弱。
このテントとの出会いはキャンプを始めた少し後だったが、それなりの付き合いになる。
ムーンライトテント3型は良いテントだ。
頑丈だし、設営しやすいし、自立型の安心感がある。
だが、今どきのテントに比べて重く、収納サイズも大きい。
人一人が外で寝るのに、こんなに大きいテントが必要だろうか。
…そろそろ、俺のテント観も「破」の段階を迎えるころなのかもしれない。
そんな思いがあったのかなかったのか、今年の春先に、ニンジャタープとニンジャネストを購入した。
今から記すのは、春先に買ったニンジャタープ&ネストを張れる機会を今か今かと待ち望んでいたら、
コロナのクソのせいで買ってから3か月くらい待たされた男の記憶の断片。
ニンジャシェルターとニンジャネストの記憶
新テント選びに際して、国内外を問わず結構調べたと思う。
いつか、買ってもいないくせにゴチャゴチャ言うクソ記事を書きたい。
最終的には、軽そう・設営楽そう・△という理由で、ニンジャタープとネストにした。
ボロボロ畳背景はおじさんブログの証
ネットを探せばいくらでも出てくる写真を撮ることこそおじさんの真骨頂。
おじさんは、ボロボロの畳を!!??世界に、発信!!!したいんだ(爆)
ニンジャタープ
張り綱は別の袋に入っている。
ニンジャタープをミニタープHXと比較したらしい
ニンジャネスト

ニンジャタープ用に他に買うたもの
ニンジャタープはペグやポールが付属しない。
タープとネストを買うだけでだいぶ消耗したので、他のものは安物にした。
ライトタープポール125
スノーピーク is 重くて高い というイメージがあったけど、そこそこ軽くて割と安いポール。
細長いスタッフバッグは手に入れづらい(と思う)ので、収納袋が付属するのもポイント高かった。
長ペグ8本
せっかく買ったUL装備を鼻で笑う、1本65gの28cmペグ。
タープへの信用のなさが露呈した形。
軽ペグなんぞに寝床を任せられるか!
おじさんはなぁ、暴風吹き荒れる中でも屋根を飛ばされたくないんだ!
きたねえペグをしまう袋も買った。
100均でも行けばペグ袋くらい見つかりそうなもんだが、なんかいいのが見つからなかった。
グラウンドシート
多分シルナイロンのまあまあ安いシート。
サイズが微妙に合ってないけど、折ればいいだろと思った。
ムーンライトテント1型用スタッフバッグ
ニンジャタープとネストとライトポールとグラウンドシートを1つのスタッフバッグに入れたかった。
そして、ムーンライトとキャンプがしたかった。
それらの思いが一つになり、ムーンライトテント1型のスタッフバッグとなった。

今はもう売っていないらしい。
補修用の商品?をそれ以外の理由で買ってしまった俺にも非がある。すまぬ。
U.L. コンフォートシステム キャンプパッド50 180
外で快適に寝るためには、それ相応の寝床が必要だ。
だが、ニンジャネストのフロアの薄さでは、コットを使う気にはなれなかった。
だから、分厚いインフレータブルマットを買った。

重かろうが、収納サイズが大きかろうが、構わない。
俺には、安心して眠れる寝床が何より必要なんだ。
ムーンライトテント3型は良いテントだ。
頑丈だし、設営しやすいし、自立型の安心感がある。
だが、今どきのテントに比べて重く、収納サイズも大きい。
人一人が外で寝るのに、こんなに大きいテントが必要だろうか。…そろそろ、俺のテント観も「破」の段階を迎えるころなのかもしれない。
本記事冒頭
人はなかなか気がつかないんだ。
答えはいつだって、そばにあるんだってこと。
吹上高原リベンジ
春になったらすぐキャンプ行こっ♪と思って3月に色々揃えてたんすよ。
どうして6月中旬まで待たなきゃならないんですか?
桜のシーズンとかGWとかいろいろあってコロナが暴れたんじゃなかったかしら。
なぜか今年の初キャンプは6月でしたの。
コロちゃん、頼むからそろそろコロっと死んではくれませんこと。
県外で遊べるような状況じゃなかったので、前回行ったときは雨が降ってた吹上高原に再訪。
ニンニン張り姿
見せてやるよ。もうキャンプ初心者じゃねえってとこ。
あらアンタ!テント張るのヘタクソねぇ~!!!
ニンジャタープの設営は簡単。
ニンジャタープを張ってしまえば、ネストはそれに合わせてガイラインを調整するだけ。
簡単簡単。
…のはずだったのに、ニンジャタープ立てるのに20分くらいかかって、
ニンジャネストを張ったら形がキモくなってペグ打ちからやり直しになって、
結局1時間くらいかかっちった。
オデ、ガイライン、キライ。
ヒモ、カラマル、イライラ!
せっかく買ったグラウンドシートは、面倒臭くなって結局敷かなかった。
何のために買ったの。
内部ニンニン
内部の写真を大公開しちゃうよ。
どうして…隙間ばかり撮るのですか?
ネストのメッシュを半分だけ開けて寝床には虫がほぼ入らない状況を作り、
中で寝転がりながら外の景色を見てボケーッとすることができた。
外を見ながら寝転がるというのは結構新鮮で、楽しかった。
途中からは寝転がってマンガ読んでたから、景色が見える意味が薄かったけど。
場内
360度カメラを忘れた。
このサイズ感のサイトが他にいくつかある。
吹上高原はやっぱでかい。
キャンプ飯と言えば・・・???
突然ですが!!!!!!!\(◎o◎)/!!!!!!!
ミナサマは、キャンプ飯と言ったら何を想像しますか!!!!????( ´∀` )
きんたママは、やっぱりお肉を想像しちゃいます( ´艸`)
それも、高級で、いいお肉ですよねぇ~~~~!!!( ̄▽ ̄)
と、いうことで!!!今日は!!!!!!
バン!!!!!!!
様々な方法で割り引かれたお肉です…。
正規の値段でなんてとてもとても…。
調子に乗ってしまい誠に申し訳ございません………。
どうしてキャンプで鉄の調理器具なんか使うんだい?
スキレット?鉄板?ダッチオーブン?なぜそんなものを使うんだい?
僕はスキレットを持っていたけど、捨てたね。
ドロドロに錆びてめんどくさくなっちまってね。
もし世間に踊らされてる奴がいたら、こう言いたいね。
「お前は楽しい楽しいキャンプの時にわざわざシーズニングをやりたいのか?」ってね。
シーズニングは、やりまぁす!!
スキレットを捨てたのは嘘。
ドロドロに錆びたのはホント。
スキレットは重たいし、事あるごとに油塗らないといけないし、適当な管理だと錆びるし、めんどくせえ。
鉄板とかも流行ってるっぽいけど、重てえ。
でも鉄の調理器具は好奇心をくすぐるよなぁ…と思って、
ティファールじゃない取っ手が取れるフライパンを買った。
値段が高いと感じたけど、取っ手が取れるって書いてあるから…と思って買った。
後に買った安い鉄フライパンも、試してみたら普通に取っ手が取れることが分かって参った。
しかも今じゃどっちも使わなくて参った参った。
火吹き 肉燃やす 鉄フライパン
鉄フライパンは簡単に火を吹くので、テントの近くで使うのはやめよう。
俺は馬鹿だからテントの近くで調理していました。
火事にならなくてよかったです。
鉄で焼くと美味しいってよく言うけどさ…。
外で肉焼いて食ったらだいたい美味くなると思うよ。
だから、鉄にこだわる必要ないんじゃないかな。
テフロンとかでいいと思うよ。楽だし。
家にあるやつ持っていけばいいよ…。
と、鉄調理器具を買う前の俺に誰か言ってくんねえかな。
夜
寝袋を端に寄せすぎるとメッシュが顔に当たったような、そうでもなかったような曖昧な記憶。
寝ると視点が下がるので、外が見えるようになる。
近くでしゃがんでる人がいれば、寝顔を見せつけることができそうだった。
あとメッシュ+タープという組み合わせなので、屁を放ると多分丸聞こえだと思う。
人間ガス袋の諸兄は、放出時の音量に注意しよう。
寝て起きた後は特に何もせずに帰った。
good-by NINJA
ニンジャタープ+ニンジャネストの使用感は良好だった。
テントから出たくなくなるという触れ込みは間違いではないと思った。
ドアやサイドメッシュが半分だけ開けられるとか、状況次第でタープを跳ね上げられるとか、
野外にいる開放感をテントの中にいながら感じられるのはとても良いもので、
キャンプをより楽しむための良いスパイスになるテントのように感じた。
ただ、思い返せば、俺がしているのはキャンプじゃないのかもしれない。
バイクで移動して外で寝てくるだけなのかもしれない。
行く先がどんなサイトかも分からないかもしれない。ペグが打てないかもしれない。
夜中にテントを設営するかもしれない。テントが凍るかもしれない。
アホの俺がキャンプを続けられているのは、ムーンライトのおかげなのかもしれない。
だから、俺にはムーンライトが必要なんだと思った。
ありがとう。ムーンライト。
これからもよろしくな。
…と気づくのはもっと後になってから。
適当な考えで別のテントを買っちまうのはさすが俺って感じ。
死なないで馬鹿が治る薬があるなら、是非いただきたいかもですぅ~。
おわり。
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